佐藤駿に期待「宮城県だけでなく日本中に多くの笑顔を」 所属契約企業の担当者語る

[ 2020年10月21日 15:07 ]

<佐藤駿練習公開>笑顔で練習する佐藤駿(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート男子の19年ジュニアグランプリ(GP)ファイナル覇者で今季シニア転向した佐藤駿(16=フジ・コーポレーション)が21日、埼玉県上尾市の埼玉アイスアリーナで練習を公開した。

 今月から佐藤と所属契約を結んだカー用品の販売を行う「フジ・コーポレーション」の宣伝企画リーダー・阪本秀さんも取材に応じ、「佐藤選手の方が地元で応援していただける企業を探されていて、お声を掛けていただいたのがきっかけ」と経緯を語った。仙台市出身の佐藤が練習していたアイスリンク仙台でも評判を聞いており「普段から素直で明るくて好感が持てる方だと伺っておりました」と印象を話した。

 宮城県富谷市に本社を構える同社はプロ野球・楽天とスポンサー契約を結んでいるが、「所属契約で結んだ(個人の)アスリートは佐藤選手が初めて」という。この日、初めて練習を見学した阪本さんは「ジャンプが武器と事前にお伺いしておりまして、そこに対する信念や努力する姿勢は凄いものだと感じた」と語った。

 今後は同社のCM出演なども考えられるが、「まずは本人の負担にならないように、まずは競技活動が第一優先」と阪本さん。「アスリートとして戦う姿や練習、試合に臨む姿はつらい時、苦しい時に凄い勇気づけられる。宮城県だけでなく、日本中に多くの笑顔を届けていただきたい。その中でも無理せず、気負わず、伸び伸びとやっていただきたい」と期待を込めた。

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