大阪桐蔭 3大会連続8強、数的不利跳ね返す WTB堤田快足飛ばしトライ

[ 2020年1月1日 15:38 ]

第99回全国高校ラグビー第4日・3回戦   大阪桐蔭15―3日本航空石川 ( 2020年1月1日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<大阪桐蔭・日本航空石川>後半、大阪桐蔭・堤田はトライを決める(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 史上9校目の大会連覇を目指す大阪桐蔭(大阪第1)が同じBシードの日本航空石川(石川)をノートライに抑え、3大会連続5度目の準々決勝進出を決めた。

 試合開始早々に危険なタックルで左WTB下山綱海(3年)がシンビンとなる数的不利もあったが、前半9分と後半4分に右WTB堤田京弘(2年)が50メートル6秒1の快足を飛ばして右中間に飛び込み、トンガ人留学生2人を擁する日本航空石川の挑戦を退けた。

 堤田の兄・京太郎(京産大1年)は1メートル80、100キロの巨体を生かし、昨冬、大阪桐蔭のNo・8として同校の花園初優勝に大きく貢献した。ダイナミックなプレーが特徴だった。一方、堤田は1メートル75、75キロと兄に比べると細身。綾部正史監督が「真面目にコツコツとやる子です」というように決して派手ではないが、均衡した試合でバックス一地味な男が大仕事をやってのけた。

 「去年はオレがやったから次はお前の番や。ホテルまで会いに来てそう言ってくれました」と堤田。開幕直前の兄の激励が大きな推進力になった。

続きを表示

2020年1月1日のニュース