NBAで初めて3兄弟が同時オンコート ホリデー兄弟が歴史的瞬間を演出!

[ 2019年12月29日 16:02 ]

NBA史上初めて3兄弟による「同時オンコート」を達成したホリデー兄弟(AP)
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 リーグ創設74シーズン目を迎えたNBAで28日、史上初めて兄弟3人が同時にコートに立つという“歴史的瞬間”があった。

 ルイジアナ州ニューオーリンズで行われたペリカンズ対ペイサーズ戦で実現したもので、まずペリカンズのガード、ドリュー・ホリデー(29)と、ペイサーズのガード、アーロン・ホリデー(23)のドラフト1巡目指名組はともに先発。そして今季からペイサーズに加わっているフォワードでドラフト外入団のジャスティン・ホリデー(30)が第1Qの6分47秒、ドマンタス・サボニス(23)に代わって登場したところで、コート上の10人のうち“3割”までが「ホリデー家の面々」となった。

 120―98(前半48―45)で勝ったのは次兄ドリューのいるペリカンズで10勝23敗。13連敗を喫したあとの5戦では4勝と勢いを取り戻してきた。ドリューは20得点と7アシストをマークして勝利に貢献。「試合に勝って彼らのユニフォームをもらうなんて最高だね。年齢差もあって今まで同じ試合で3人がコートにいたことなんてなかったから素晴らしい瞬間だった」と家族の中でさえもなかった思い出深い試合を振り返った。

 敗れたペイサーズは21勝12敗。末弟アーロンは25得点を挙げたが、長兄ジャスティンは27分出場したものの結局、無得点に終わった。

 西地区全体首位のレイカーズは敵地ポートランドでトレイルブレイザーズを128―120(前半71―64)で退けて25勝7敗。肋骨周辺の筋肉と股関節を痛めていたレブロン・ジェームズ(34)は欠場するのではと見られていたが、結局37分の出場で21得点と7リバウンド、16アシストを稼いでチームの連敗を4でくい止めた。

 ナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチ(24)はグリズリーズ戦で31得点、10リバウンド、10アシストで今季7回目のトリプルダブルを達成。マーベリクスの“ポイント・フォワード”ルカ・ドンチッチ(20)もウォリアーズ戦で31得点、12リバウンド、15アシストを稼ぎ、個人記録3部門に2ケタの数字を残したのは今季9回目となった。

 そのマーベリクスに敗れたウォリアーズの連勝は4でストップ。セルティクスも地元ボストンでラプターズに敗れて連勝は5で止まり、この日延長の末に76ersに競り勝ったヒートと入れ替わって東地区全体の2位から3位に順位を下げた。

 キングスに競り勝ったサンズは連敗を8で阻止。ブルズに敗れたホークスは今季2度目の10連敗となった。

 <28日の結果>

ニックス(9勝24敗)107―100*ウィザーズ(9勝22敗)
*ナゲッツ(22勝9敗)119―110グリズリーズ(12勝21敗)
ラプターズ(22勝10敗)113―97*セルティクス(22勝8敗)
*ペリカンズ(10勝23敗)120―98ペイサーズ(21勝12敗)
*ブルズ(13勝20敗)116―81ホークス(6勝27敗)
キャバリアーズ(10勝22敗)94―88*ティンバーウルブス(11勝20敗)
*ヒート(24勝8敗)117―116(延長)76ers(23勝12敗)
*ロケッツ(22勝10敗)108―98ネッツ(16勝15敗)
*スパーズ(13勝18敗)136―109ピストンズ(12勝21敗)
マーベリクス(21勝10敗)141―121*ウォリアーズ(9勝25敗)
*バックス(29勝5敗)111―100マジック(14勝18敗)
サンズ(12勝20敗)112―110*キングス(12勝20敗)
レイカーズ(25勝7敗)128―120*トレイルブレイザーズ(14勝19敗)
ジャズ(20勝12敗)120―107*クリッパーズ(23勝11敗)

 *はホームチーム

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