田中刑事は得点伸ばせず…来季へ「自分のポジションは危うい」

[ 2019年3月23日 18:24 ]

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2019年3月23日    さいたまスーパーアリーナ )

<世界フィギュア男子フリー>2番スタートも場内の手拍子の中、滑りきった田中刑事(撮影・長久保 豊)
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 男子フリーで田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は159・64点となり、合計238・40点と自己ベストの251・54点に遠く及ばなかった。

 冒頭の4回転サルコー―2回転トーループは決めたが、次の4回転サルコーで失敗すると他に連続ジャンプでもミスが出た。「もっとできただろっていう気持ちがある。もっと声援を力に変えられたんだろうなと感じた」と振り返った。

 今季はサルコーの精度が上がらずに苦しんだ。来季は4回転トーループも跳ぶ予定で「もっと攻めていけるプログラムを」と言う。羽生結弦、宇野昌磨の強さだけでなく、若手の台頭も肌で感じている24歳。「自分のポジションは危うい。個性を出さないといけない」と危機感を口にした。

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