ロケッツのハーデンがまた61得点 レイカーズのプレーオフ進出の可能性は消滅

[ 2019年3月23日 16:02 ]

今季2度目の61得点を記録したロケッツのハーデン(AP)
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 NBAロケッツのジェームズ・ハーデン(29)が22日、地元ヒューストンで行われたスパーズ戦で61得点をマーク。1月23日のニックス戦に並ぶ自己最多得点をたたき出し、111―105(前半62―47)での勝利に貢献した。

 ハーデンは37分出場して、フィールドゴールを34本中19本(うち3点シュートは13本中9本)、フリースローを17本中14本成功。勝負どころの第4Qでも2本の3点シュートなどで14得点を稼いで60得点を突破した。

 同一シーズンで60得点以上を複数回記録したのは、ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、マイケル・ジョーダン(元ブルズ)に次いでNBA史上4人目の快挙。ハーデンは昨季のマジック戦(2018年1月30日)でも60得点を記録しており、大台到達は通算3回目となった。

 60得点以上の最多達成回数はチェンバレンの32回で、通算3回はエルジン・ベイラー(元レイカーズ)と並んで歴代4位。ハーデンは20日のグリズリーズ戦で57得点をマークしているが、2戦合計118得点はここ50シーズンではブライアント、ジョーダンに並ぶ最多記録となった。

 西地区全体3位のロケッツは46勝27敗。ここ15戦では13勝目を挙げ、レギュラーシーズン9試合を残した段階で、プレーオフ進出へのマジックは「1」となった。

 スパーズは42勝31敗。9連勝のあとは連敗を喫し、西地区全体では8位に後退した。

 レイカーズは地元ロサンゼルスでネッツに106―111(前半43―44)で敗れて31勝41敗。10試合を残してプレーオフ進出への可能性が消滅した。

 レブロン・ジェームズ(34)は25得点、9リバウンド、14アシストをマークしたが、チームは5連敗。新天地の初年度は不本意な成績に終わった。

 ファイナルにリーグ最多の31回出場(優勝16回)しているレイカーズは6季連続でポストシーズンから除外された形。ジェームズはキャバリアーズとヒート時代を含め、プレーオフに13季連続、ファイナルに8季連続で出場してきたが、この記録も途絶えることになった。

 東地区全体7位のネッツは38勝36敗。ディアンジェロ・ラッセル(23)がデビュー年から2季在籍した古巣相手に21得点と13アシストをマークし、3連敗のあと白星を2つ続けた。

 なお西地区全体2位のナゲッツは6連勝を飾り、同首位ウォリアーズとはゲーム差なし。グリズリーズの渡辺雄太(24)はマジック戦でベンチ入りしたが、2試合連続で出場機会はなかった。

 <その他の結果>

*マジック(35勝38敗)123―119(延長)グリズリーズ(29勝43敗)
クリッパーズ(43勝30敗)110―108*キャバリアーズ(19勝54敗)
ナゲッツ(49勝22敗)111―93*ニックス(14勝59敗)
サンダー(43勝30敗)116―109*ラプターズ(51勝22敗)
*バックス(54勝19敗)116―87ヒート(35勝37敗)

 *はホームチーム

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