羽生結弦がリンクサイドで異例の居残り調整8分間、フリーで逆転必ず

[ 2019年3月23日 11:56 ]

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2019年3月23日    さいたまスーパーアリーナ )

<世界フィギュア・男子フリー>練習後、リンクサイドでフリーの動きを確認する羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 午後5時半に始まる男子フリーに向け、21日のショートプログラム(SP)で94・87点で3位発進した羽生結弦(ANA)が、午前11時から本番リンクで調整した。

 練習時間を終え、11時40分にリンクから降りた羽生が異例の行動に出た。そのままリンクサイドに残って、ブリアン・コーチらとタブレット端末で動画を確認しながら、何度もループの踏み切り動作をチェック。リンクで動く整氷機には目もくれずに8分間、集中してフリーで鍵を握る冒頭の大技のイメージを植え付けた。

 SPでは107・40点で首位のネーサン・チェン(米国)に12・53点差をつけられた。世界選手権で男女通じて最大の逆転劇は、16年大会の男子。SP首位の羽生がハビエル・フェルナンデス(スペイン)に12・04点差をつけながら、フリーで逆転を許した。史上最大の逆転劇の主役を演じるため、午後9時2分に登場する。

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