錦織 快勝発進!屋外コートの「風ストレス」にも即対応

[ 2019年2月27日 05:30 ]

男子テニス ドバイ選手権 ( 2019年2月26日    UAE・ドバイ )

ドバイ選手権男子シングルス1回戦をストレートで勝利した錦織(AP)
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 シングルス1回戦で、第1シードで世界ランキング6位の錦織圭(日清食品)が同65位のブノワ・ペール(フランス)と対戦。過去の対戦成績は錦織が5勝2敗とリードしている相手に6―4、6―3でストレート勝ちした。2回戦は世界ランキング77位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

 前大会の室内とは違い、初出場の今大会は屋外のハードコート。錦織は「つらかったのは風。風と戦わないといけないのはストレス」と言う。気まぐれな環境への素早い順応が必要な中、百戦錬磨の29歳の男がストレート勝ちで貫禄を示した。

 過去に2連敗したことがあるペールに対し、辛抱強く戦った。第1セットは敵のフォア側中心に丁寧に配球して攻略を試みる。2―1の第4ゲームでは7度もブレークのピンチを迎えたが、技巧派らしく描いた戦略でキープ。「彼はリズムに乗れば強い選手。うまく切り抜けてリードしたのが一番大きかった」と言い切った。

 第1セットを奪うと、第2セットは右膝をしきりに気にして動きの落ちた相手に対し、攻め手を緩めない。第2セットも押し切り「いい試合ができた」と声を弾ませた。

 ドバイ選手権は前週の女子世界ランキング1位の大坂なおみ(日清食品)に続き、日本勢が第1シードで戦う。新女王は初戦敗退。日本男子のエースは世界6位の面目を保つために、まずは好内容で初戦を突破した。

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