高安 元稀勢の里の荒磯親方と三番稽古「引退しているのが不思議な感じ」

[ 2019年2月27日 16:21 ]

荒磯親方(左から2人目)は高安と三番稽古を行った荒磯親方(右)が見つめる中、若い衆に胸を出す高安(左)
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 初場所限りで引退した元横綱・稀勢の里の荒磯親方(32)が27日、兵庫県尼崎市の園田競馬場内の田子ノ浦部屋で大関・高安(28)と連続で相撲を取る三番稽古を行った。いきなり2連敗したが、右上手を引くと力強さを見せ、28分間で20番取り、12勝8敗だった。

 高安の要望により、実現した三番稽古。引退後は東京の部屋での稽古も含めて4度目となった。高安は「右からの攻めを意識してやった」というが、荒磯親方は「そんなのは考えない方がいい。考えずに、あおってあおって来た方が強い。東京にいる時(の三番稽古)みたいに、自然体で来た方がいい」と体ごとぶつけてくることを求めた。

 高安は「引退しているのが不思議な感じ。一緒に稽古して、このまま場所に出るんじゃないかという感じ」という。先場所までと違い、荒磯親方は自分のために稽古相手を務めてくれている。「親方の体力が続く限り、できる範囲でつきあっていただければ。成長できるように結果を出して恩返ししたい」と春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)での活躍を誓っていた。

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2019年2月27日のニュース