ラプターズが7連勝 土壇場でレナードの好ディフェンス光る サンダーは再延長で勝利

[ 2019年2月23日 16:15 ]

終了直前、デローザンに圧力をかけるレナード(左)とラウリー(AP)
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 NBAは22日に球宴明けの後半戦2日目を迎え、各地で9試合を消化。東地区全体2位のラプターズは地元トロントでスパーズに120―117(前半55―56)で競り勝って44勝16敗。7連勝を飾って同首位バックス(44勝14敗)とは1ゲーム差となった。

 古巣スパーズと対戦したカワイ・レナード(27)は25得点。116―117で迎えた残り15秒、自身との交換トレードでスパーズに移籍したデマー・デローザン(29)がバックコートからフロントコートに運ぼうとしていたボールをスティールし、そのままダンクを叩き込んで逆転した。

 デローザンは残り23秒に自陣でディフェンス・リバウンドを確保。そのままボールをキープすれば勝てたはずの試合だったが、ラプターズはファウル・ゲームで流れを止めず、ハーフライン付近でレナードとカイル・ラウリー(32)がダブルチームでデローザンに圧力をかけてミスを誘発させた。

 移籍後、初めてトロント入りしたデローザンはラプターズのファンからも拍手を浴びて登場し、23得点と8アシストをマークしたが、皮肉にも最後は交換要員だったレナードにボールを奪われて勝機を逃した。

 スパーズは33勝27敗。接戦に持ち込んだものの、計14回喫したターンオーバーが結果に影響する形となった。

 西地区全体3位のサンダーは地元オクラホマシティーで再延長の末に148―147(前半66―57、延長10―10、再延長9―8)で振り切って38勝20敗。球宴で先発したポール・ジョージ(28)が45得点を稼ぎ、再延長の残り0・8秒に決勝シュートを沈めて勝利に貢献した。

 ラッセル・ウエストブルック(30)は43得点、15リバウンド、8アシストでNBA史上最長となっていたトリプルダブルの連続記録は11試合でストップ。延長の残り1分9秒のチャージングが6反則目となってベンチに退いた。

 西地区全体6位のジャズは32勝26敗。ドノバン・ミッチェル(22)が38得点をマークしたものの、連勝のあと黒星が2つ並んだ。

 なお2015年のドラフト全体トップ指名選手で、デビュー以来、一度も休んでいなかったティンバーウルブスのセンター、カールアンソニー・タウンズ(23)はこの日ニューヨークで行われたニックス戦を欠場。21日に交通事故に遭い、規定によって「脳震とう復帰プログラム」の対象となったためで、1970年シーズン以降では最長となっていたデビューからの連続出場記録は303試合で途絶えた。

 <その他の結果>

*ホーネッツ(28勝30敗)123―110ウィザーズ(24勝35敗)

*ペイサーズ(39勝20敗)126―111ペリカンズ(26勝34敗)

ブルズ(15勝44敗)110―109*マジック(27勝33敗)

ピストンズ(27勝30敗)125―122*ホークス(19勝40敗)

ティンバーウルブス(28勝30敗)115―104*ニックス(11勝48敗)

ナゲッツ(40勝18敗)114―104*マーベリクス(26勝32敗)

クリッパーズ(33勝27敗)112―106*グリズリーズ(23勝37敗)

 *はホームチーム

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2019年2月23日のニュース