ジャンボ尾崎 ラストイヤーの覚悟で今季に挑む「自分の体にムチを打っている」

[ 2019年2月23日 19:22 ]

今季も進退を懸けて臨む決意を明かした尾崎将司
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 男子ゴルフの尾崎将司(72=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)が23日、千葉市のアコーディア・ガーデン千葉北で「ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会 supported by ISPS」を開催した。高校1年から大学生までの23人を集め、弟の健夫、直道、飯合肇、原英莉花らジャンボ軍団のメンバーとともに指導を行った。

 イベント終了後には今季ツアーに「ラストイヤー」の覚悟で臨む覚悟を明かした。

 昨季は7試合に出場し、いずれも予選落ち。そのうち4試合が途中棄権だった。永久シードを保持しているため、予選落ちが続いても試合に出続けることはできるが、今季も同じように結果が残せない場合には、ツアーからの撤退も視野に入れている。インタビューでは「自分では(今季)ラストイヤーということを考えている。そのためにオフシーズンの練習の仕方を変えている」と決意を語った。

 昨年11月から毎日200回以上の素振りトレーニングを続け、正月も欠かさなかったという。そのため少し腰を痛めたほどだった。「いくらトレーニングをしても、振る筋力をつけないといけないことは、去年一年間で随分思い知ったから。今までにないくらい素振りしている」と話した。

 専用の練習器具も20種類近く自ら制作。「ヘッドスピードを最低でも3(メートル/秒)上げるのがテーマ。そうなれば20ヤード前に行く。ゴルフなんて飛ばないと面白くない」

 1月24日で72歳となった。年齢を意識するかという質問には「しないよ。まだイーブンパー(72)だよ。オーバーパーなら苦しいけど」と笑わせ「自分がどういう風に(目標に)向かって行くか、そのエネルギーが若けりゃ年齢は関係ない」と言い切った。

 今季も開幕の東建ホームメイト・カップから出場予定。シーズンを通して結果を残すことができれば、来季もツアーに挑戦する意思もある。「そうなるには、ある程度の結果が出ないといけない。その結果を出すために少しずつ少しずつ(トレーニングを)やってきているからね」と語った。

 そして「うまくいってくれればね。去年でカクーンときたからね。それは前からだけど。最後に自分の体にムチを打って稽古しているから。もしかしたらいい話題を提供できる可能性もあるよね」と話していた。

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2019年2月23日のニュース