チーフス 3季ぶりにプレーオフ初戦で勝利 AFC決勝進出は25季ぶり 

[ 2019年1月13日 09:54 ]

チーフスをけん引したQBマホームズ(AP)
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 NFLのプレーオフ、アメリカン・カンファレンス(AFC)準決勝が11日に雪の降りしきるカンザスシティー(ミズーリ州)で行われ、第1シードで地元のチーフス(今季12勝4敗)が第6シードのコルツ(同10勝6敗)を31―13(前半24―7)で退け、3季ぶりに初戦を突破。1993年シーズン以来、25季ぶりにAFC決勝に駒を進めた。

 今季のMVP候補でリーグ最多の50TDをパスで記録しているパトリック・マホームズ(23)は41回のパス試投で27回を成功させて278ヤードを獲得。パスによるTDはなかったが(今季2度目)、得意の脚力を生かして第2Qの残り1分46秒にはランでTD(4ヤード)をマークした。

 第4Qの残り2分23秒には新人RBのダレル・ウィリアムス(23)が残り6ヤードを走破してダメ押しのTDを奪取。チーフスは女性への暴行が発覚したエースRBカリーム・ハント(23)をシーズン途中で解雇したがその後も勢いは衰えず、この日マークした4つのTDはいずれもランによるものだった。

 1回戦で第4シードのテキサンズに21―7で勝っていたコルツは第4Qの9分29秒、QBアンドリュー・ラック(29)がWRのT・Y・ヒルトン(29)に29ヤードのTDパスを通したが、第2Qに23ヤードのFGを外していた大ベテランのアダム・ビナティエリ(46)がエクストラ・ポイントを狙ったキックも失敗。キックオフでのオンサイドキックも功を奏せず、追撃するチャンスを絶たれた。

 チーフスは総合ディフェンスでリーグで下から2番目だった守備陣が奮起。今季の1試合平均のパス獲得が273ヤードだったラックを203ヤードに抑え込み、7万6000人の地元ファンを熱狂させた。

 なおチーフスは12日に行われるペイトリオッツ対チャージャーズの勝者とAFC決勝(20日)で顔を合わせる。

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