沙羅「失敗続き」11位 角度に苦戦…今季W杯ワーストタイ

[ 2019年1月13日 05:30 ]

ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子個人第6戦 ( 2019年1月12日    北海道札幌市・大倉山ジャンプ競技場 ヒルサイズ=HS137メートル )

11位に終わった高梨
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 平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)は111メートル、110・5メートルの154・6点で11位に終わった。日本勢は伊藤有希(土屋ホーム)の6位が最高だった。35歳のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が127メートル、121・5メートルの200・4点で今季初勝利、通算14勝目を挙げた。

 高梨が札幌の夜空を見つめ、悔しさをにじませた。1回目はまさかの111メートルで9位。2回目も110・5メートルにとどまり、順位を2つ落とし、今季W杯ワーストタイの11位に沈んだ。1シーズンに2度の2桁順位は初で「脱出したくても試していることが失敗続き。モチベーションが保てなかった」と肩を落とした。

 年明け2戦したノーマルヒルの宮の森から今回のラージヒルの大倉山への“シフトチェンジ”で苦労した。「滑り出しの角度が違う。宮の森は急で大倉山はなだらか。踏み方がはまらなかった」と試行錯誤を口にした。

 今季は「自分を変えないと世界では戦えない」と攻めの姿勢を貫くが、結果が出ない。13日も試合は続く。「ビデオを見返して、あす(13日)につなげたい」と前を向いた。 (武田 政樹)

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2019年1月13日のニュース