小滝水音 スイング改造効果で首位浮上 “黄金世代”活躍が刺激に

[ 2018年11月29日 19:56 ]

通算8アンダーの首位で3日目を終えて笑顔の“黄金世代”小滝水音
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 日本女子プロゴルフツアーの来季の出場権を懸けた最終予選会は29日、兵庫県加東市の東急グランドオークGC(6456ヤード、パー72)で第3ラウンドを行った。“黄金世代”小滝水音(20=静ヒルズCC)が3バーディー、2ボギーの71をマークし、通算8アンダーでプロ5年目・大西葵(24=YKK AP)とともに首位に立っている。

 「アイアンが今凄く調子がいいのでピンポジションは難しかったんですけど、1〜2メートルに何回かついてくれました。そこを決められたのが良かったです」

 出だしの1番パー4(401ヤード)で残り155ヤードの第2打を7Iでピン側1メートルにつけてバーディー。その後も安定したゴルフで首位に立った。今年2月にゴルフを始めた7歳の時に手ほどきを受けたティーチングプロ・周英瞬氏の下に戻った。昨年までは下半身を大きく使って飛距離を稼ぐフォームで打っていたが、長いシーズンを戦い抜くために力をより効率的に球にぶつけるコンパクトスイングに改造。その成果がようやくこの秋、成績に表れるようになった。10月の樋口久子・三菱電機レディースで自己最高の3位に食い込むと翌週の伊藤園レディースでは最終日に64を叩き出して4位に。この2試合で950万円余を稼ぎ出し、大きな自信を付けた。

 同じ茨城県出身の畑岡奈紗(19=森ビル)が11月のTOTOジャパンクラシック(スポニチ主催)で米ツアー2勝目を挙げ、その2週間後の大王製紙エリエールレディースでは勝みなみ(20=明治安田生命)がプロ初優勝を飾った。

「さすがだなあと思いました。ちょっとうらやましかったです」と同じ“黄金世代”のライバルたちの活躍は大きな刺激になっている。昨年のツアー予選会は3次で敗退したが、その時の自分とは違う。「成長を感じることができてます。目標はトップでQT(ツアー予選会)を終えることです」と小滝。自信を持って最終日に臨む。

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2018年11月29日のニュース