ユース五輪体操5冠の北園が誕生日に帰国「人とは違う16歳に」

[ 2018年10月21日 16:19 ]

ユース五輪から帰国した北園は5つの金メダルを手にどや顔
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 ユース五輪の体操男子で個人総合、種目別の床運動、つり輪、平行棒、鉄棒を制して5冠を達成した北園丈琉(たける、清風高1年)が21日、開催地のアルゼンチン・ブエノスアイレスから成田空港に帰国した。

 16歳の誕生日に凱旋したホープは、「個人総合で金を取るのが目標で種目別でも多く取れたらいいと思っていた。目標が達成できてよかった」と大舞台を振り返る。憧れの選手は内村航平。「かっこいい体操をする。着地を止めてくるところや技のさばき方とかを見て憧れる」。キングとともに20年東京五輪出場を目指す。「東京を目指してやっていく上で、ここ(ユース五輪)で金を取ったのはデカい」と笑みを浮かべた。

 3歳の時、テレビで「仮面ライダー響鬼」を見て、側転ばかりしていた北園を母が体操クラブに連れて行ったのがキャリアの出発点。筋肉がつきやすく、小学2年で腹筋は見事なシックスパックだったという。「小2で(腹筋が)割れてましたね」と、どや顔を浮かべた。

 11月23日には内村、白井健三ら世界選手権(25日開幕、カタール)の代表5人がエントリーしている新設大会の個人総合スーパーファイナル(高崎アリーナ)に出場する。シニアの強豪に挑むため難度を上げて臨む予定。「普通の16歳じゃ東京に間に合わない。何個も前に進める16歳、人とは違う16歳にしたい」。黄金のポテンシャルを秘めた少年は、力強く意気込んだ。

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2018年10月21日のニュース