福原愛 引退決断の理由…次世代成長で「もう私が卓球界を引っ張っていかなくても大丈夫」

[ 2018年10月21日 22:22 ]

2016年のリオ五輪卓球女子団体で銅メダルに輝き、メダルを手に笑顔を見せる(左から)福原愛、伊藤美誠、石川佳純
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 卓球女子で4度の五輪に出場し、12年ロンドン五輪団体銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪銅メダルを獲得した福原愛(29=ANA)が21日、自身のブログを更新。現役選手としての立場に「一区切りつけることを決意しました」と現役引退を表明した。引退理由については世代交代を挙げ、「もう私が選手として卓球界を引っ張っていかなくても大丈夫」とつづった。

 福原はリオ五輪後の16年9月にリオ五輪卓球台湾代表の江宏傑(29)と結婚。当時の会見では20年東京五輪に意欲を見せていたが、昨年10月13日に第1子となる長女・あいらちゃんを出産し、リオ五輪以降は実戦から離れていた。

 その間にライバルの石川佳純(25=全農)だけでなく、それに続く伊藤美誠(18=スターツ)や平野美宇(18=日本生命)ら若手が急成長。福原は「とても嬉しく感じるのと同時に、知らない内に私自身で勝手に感じていた肩の重みが、すっと抜けるような感覚があり、私が選手としてできることはやり切った、頑張り抜いた、という思いが強くなり、自分が選手としての立場でやるべき使命は果たせたかな、と感じるようになりました」と心境が変化していったという。

 「もう私が選手として卓球界を引っ張っていかなくても大丈夫、後輩たちがさらに飛躍し、日本代表として頑張ってほしい、という想いです」と現在の心境をつづった福原。「私は生涯卓球人なので、卓球という軸がぶれることは一生ありません」とし、今後については「選手とは別な立場で、これまで支え続けてくれた皆様に、卓球を通して恩返しをしていきたい」と将来について思いを明かしている。

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