NEC 完敗もSH中島光った、素早い動き生かし後半2トライ

[ 2018年10月21日 05:30 ]

ラグビートップリーグ最終節   NEC31―48神戸製鋼 ( 2018年10月20日    ノエビアスタジアム神戸 )

 NECは完敗の中でSH中島大希(22)の素早い動きが光った。後半にゴール前スクラムから2トライ。神戸製鋼ディフェンスの隙間を縫ってインゴールに飛び込んだ。

 「前半はパフォーマンスが良くなかったけど、自分のプレーの強みを出していこうと思って、うまくいきました」

 積極的な姿勢で後半の追い上げに貢献した。しかし、31―10と差を付けられた前半は、NEC自体が波に乗れなかった。首位の相手のパワーを止められなかっただけでなく、神鋼SH日和佐の早い仕掛けで、中島自身が思うように球出しをできなかった面もあった。

 「駆け引きで学んだところはあった」

 勝敗次第で決勝トーナメント進出となるレッドカンファレンス4位になる可能性があったが、5位でリーグ戦を終えた。順位決定トーナメントに回る。「3試合ある。試合に出るのは当たり前として、いいパフォーマンスをしてアピールしたい」。日本代表2キャップを持つ社会人1年目。チームにいい風を吹かせる存在になりそうだ。

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2018年10月21日のニュース