宇良「いやー、うれしいですね」昨年夏場所以来の勝ち越し

[ 2018年9月17日 12:25 ]

大相撲秋場所9日目 ( 2018年9月10日    両国国技館 )

<秋場所9日目>夏野登岩(右)を寄り切りで破る宇良(撮影・郡司 修)
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 右膝の大けがから復帰した東三段目91枚目の宇良(26=木瀬部屋)が、昨年夏場所以来の勝ち越しを決めた。

 押しながらもろ差しになり、夏野登岩を一方的に土俵の外へ運んだ。「前に出る相撲がとれてよかった。いやー、うれしいですね。ずっと番付が下がっていたので、これで少しでも上がれば」と、久々の勝ち越しに感無量の様子だった。

 宇良は、幕内上位だった昨年秋場所で右膝前十時じん帯を断裂し途中休場。翌九州場所から5場所連続で全休。三段目下位まで番付を落として今場所復帰した。

 膝のリハビリ中も鍛えることが可能だった上半身の回復に手応えを感じる半面、下半身のトレーニングは「リハビリ程度」と、いまだ初期段階。それだけに、地力に開きがある三段目でも、4つ目の白星に「とりあえずきょうは、ほっとした」と安堵(あんど)していた。

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2018年9月17日のニュース