日本 4連勝 格上イランに快勝 二枚看板が攻撃をけん引

[ 2018年9月17日 18:58 ]

第1クオーター、シュートを放つ八村(右)(撮影・西海健太郎)
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 バスケットボール男子19年W杯アジア2次予選第2戦は17日 東京・大田区総合体育館で行われ、世界ランキング49位の日本は同25位のイランに70―56(16―22、15―13、26―8、13―13)で快勝し、4連勝とした。米ゴンザガ大の八村塁(20)が25点、NBAグリズリーズと「ツーウエー契約」を結んだ渡辺雄太(23)が18点と海外でプレーする二枚看板が攻撃をけん引した。

 13日のアウエーのカザフスタン戦に続いて、八村と渡辺が先発出場した。前半は近年3度(07、09、13年)アジア王者になっている強豪イランの高さや当たりの厳しい守備に苦しみ、全体的にシュートの成功率が上がらなかった。渡辺は積極的に攻撃を仕掛けるが、前半はフィールドゴールは9本中1本の成功のみ。八村がゴール近辺で気を吐いて前半だけで11得点し、日本は31―35で折り返した。

 第3Qの出だしで流れを変えた。日本は渡辺の速攻からのダンクなどで8連続得点して一気に逆転。その後も八村と渡辺が着実に得点を重ねた。富樫の3点シュートなども決まって、第3Qで57―43と突き放し、勝利を決定づけた。

 日本は1次予選で4連敗する苦しいスタートだったが、6月に八村が合流してからは4戦4勝。前戦からは渡辺も加わり、より安定した戦いぶりとなった。アジア7カ国(開催国の中国を除く)に与えられるW杯切符獲得にまた一歩前進した。

 ▼渡辺雄太 期待ほど活躍できなくて申し訳ございません。応援のおかげで後半は立て直すことできた。日本代表としてプレーすることは本当に楽しい。

 ▼八村塁 日本一丸で勝つことができた。(イランは)フィジカルが強いチームだったので、リバウンドで負けないようにプレーした。

 ▼ラマス監督 前半はうまく試合を運べなかったが、後半に守備が効いて勝利できた。(ハーフタイムには)守備は今のレベルを維持して、攻撃はチームとしてボールを回すように指示した。

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2018年9月17日のニュース