【玉ノ井親方 視点】稀勢 そんなに悪くない、切り替えが大事

[ 2018年9月17日 09:06 ]

大相撲秋場所8日目   ●稀勢の里―玉鷲○ ( 2018年9月16日    両国国技館 )

2敗目を喫した稀勢の里(撮影・郡司 修)
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 稀勢の里は最初の立ち合いが待ったになり、それでちょっと集中力が切れたかな。2回目は当たりが少し高かった。それで浮かされて、そのまま押し込まれてしまった。本来なら突き放して、左を入れていきたいところ。でも上体を起こされて何もできない状態になってしまった。見方を変えれば、それだけ相手の圧力が凄かったということだね。

 ただ、まだ2敗。そんなに悪くは見えていないし、気にする必要はない。今はちょうど疲れが出てくる頃。ましてや8場所連続休場していたわけだから。気持ちを切り替えて次の一番に集中することが大事だよね。9日目は栃ノ心。相手は胸から当たって右差しを狙ってくる。横綱としては、左をしっかり締めて右を使いながら攻めたいところ。それでまわしが取れれば、本来の形で攻めていけるんじゃないかな。(元大関・栃東)

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