みなみ プロ転向後初の首位スタート「優勝できる」V宣言出た

[ 2018年4月21日 05:30 ]

女子ゴルフツアー フジサンケイ・レディース第1日 ( 2018年4月20日    静岡県 川奈ホテルGC富士C=6376ヤード、パー71 )

フジサンケイ・レディース第1日 18番、芝生を巻き上げながら第2打を放つ勝
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 19歳の勝みなみ(明治安田生命)がボギーなしの6バーディー65で、成田美寿々(25=オンワードホールディングス)、永峰咲希(22=ニトリ)と並びトップに立った。曲げすぎていた左足を少し伸ばしたことで、不安定だったショットが安定しプロ転向後初の首位発進。プロとして初めてのツアー優勝へ手応えをつかんだ。

 青く澄んだ太平洋が視界に飛び込む川奈を、初体験の勝は存分に楽しんだ。「海の見える景色を回るのは気持ちいい。疲れも取れて楽しめました」。3番で2メートルを沈めバーディーを奪うと、7、8番は連続バーディー。後半も14番で第2打を80センチにつけてバーディーを奪うなどスコアを3つ伸ばした。

 首位発進は2016年6月のニチレイ・レディース以来で、プロ転向後は初めて。「今季一番いいです。悩みなく振れているし、今日のようなゴルフを3日続けたら、優勝できると思います」。初日にもかかわらず“勝”利宣言も飛び出した。

 強気な発言を支えるのがショットの安定感だ。先週のKKT杯バンテリン・レディース最終日に、少し曲がり気味だった左足を伸ばして打つように修正。左方向に傾き気味だった動きが解消され、インパクト時に力が伝わるようになった。この日はショットがさえまくり、何度もチャンスメーク。11、12、15、18番でも1、2メートルに寄せながらパーに終わっただけに「10アンダーくらいで回れた。悔しい」と苦笑いを浮かべた。

 15歳でツアー史上最年少V。同い年の畑岡奈紗、三浦桃香らがしのぎを削る「黄金世代」を引っ張るが、昨季は1桁成績なし。しかし、週2日の筋トレなどの成果もあって、今季は1Wの飛距離がアップした。「一打一打集中して目の前のことに懸けていけば、結果もついてくる」。再浮上のきっかけをつかんだ19歳は、プロ初のツアー制覇の瞬間を思い描いている。

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2018年4月21日のニュース