往路V逃すも…青学大、総合4連覇へ自信 原監督「間違いなく逆転できる差」

[ 2018年1月2日 16:05 ]

<箱根駅伝・芦ノ湖ゴール>あいさつする青学大(左から)原監督、1区・鈴木、2区・森田、3区・田村、5区・竹石
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 総合4連覇の懸かる青学大だが、往路では1年生3人を積極起用した東洋大に敗れ2位に終わった。原監督は「2位は悔しい」と正直な気持ちを口にしたが、それでも悲壮感はなかった。「往路優勝は東洋大のアッパレ。非常にいい走りをした」と往路を制したライバル校を称えつつ「間違いなく逆転できる差」と言い切った。

 出雲駅伝、全日本大学駅伝と連敗して迎えた今大会は「ハーモニー大作戦」と題して、チームの調和を重視した布陣で箱根に臨んだ。「ハーモニー指数は90%くらい。多少チューニングがずれたところがある」。1区は5位スタートながら、2区の森田歩希(3年)が区間賞の走りで2位まで浮上。それでも、3、4区で差を詰め切れず、5区の竹石尚人(2年)が、2分以上あった差を山登りで一気に縮めたが、終盤、足のアクシデントでストップし、結局、36秒及ばなかった。

 「36秒差は大ブレーキでも何でもない。東洋大は往路に主力を並べている。その中で36秒内は上出来」と原監督。「竹石の走りを見て、あす走るランナーは奮い立ったのでは」と、復路へ向け自信をみなぎらせた。

 ▼2区・森田 自分は1年間大きな故障なく練習でき、その結果としてこの走りが出来た。復路もあるので4連覇を決めてからうれしさを爆発させたい。

 ▼3区・田村 夏場に十分な練習を積めず臨んだ結果。箱根は練習しないと走れないことを最後にして実感した。追うっていう気持ちで走ったのは今回が初めて。完全に東洋大に力負けした。

 ▼5区・竹石 初めての箱根でふわふわしている部分があった。往路優勝を途切れさせてしまった。足をつりながらも走りきったというのは美化されるところもあるかもしれないが、足がつったり、止まったりするのはあり得ないこと。この悔しさは競技生活で絶対忘れない。

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2018年1月2日のニュース