真凜「今日できることは出せた」SP10位から巻き返し5位

[ 2017年10月29日 05:00 ]

演技を終え笑顔の本田真凜(右)と浜田コーチ(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ第2日が28日、レジャイナで行われ、女子の本田真凜(16=関大高)はフリーで巻き返しを見せ、合計178・24点の5位でGPシリーズデビュー戦を終えた。

 回転不足のジャッジが二つあったものの、七つのジャンプを着氷の乱れなく決めた。125・64点は、フリー3位のスコア。1番滑走でスタンディングオベーションを巻き起こし、場内を盛り上げた。ショートプログラムは10位発進をして精神的にも落ち込んでいたが、見事に立て直した。

 本田と報道陣との主なやりとりは以下の通り。

 ――どうやって気持ちを切り替えたのか

 「ショート(プログラム)で良くない演技をしてしまって、1日反省をした。気持ちの持って行き方をどうすればよかったのかな、とずっとショートのことばかり考えていた。朝の練習でもショートのことばかり考えていた。会場に入ってから思うように練習ができなくて、望んでいたレベルアップした構成ができなかった。それが次への課題になったかなと思うけど、今日できることは出せたと思う」

 ――丁寧さを心がけたのか

 「最初からどんなジャンプを跳ぼうか考えていた。守る必要はないなと思っていた。どういう風な構成がいいか考えながら滑っていた。会場に入ってからたくさん練習はできず少し不安はあった。でも、今やるべきことはジャンプとスピンの改善。きょうはスピンがレベルが4だったのでよかったと思う」

 ――どんな思いで前日の試合の後を過ごしたのか

 「昨日は本当に悔しくて。午前に試合が終わって悔しい時間が長かった。ちょっと寝ようと思って、起きても起きてもまだ夜で。どういう演技をすればいいのか、どう切り替えればいいのか、すごく悩んだ。今回はいつ自分で切り替えられたか分からないけど、ショートが悪くてもフリーでしっかり自分の演技に集中するということができたのが、一番の収穫だった」

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