宇野 2位に大差 冷静に“抑えて”SP首位「いい対応ができた」

[ 2017年10月29日 05:30 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第2戦 スケートカナダ第1日 ( 2017年10月27日    カナダ・レジャイナ )

<スケートカナダ男子SP>演技を終え満足げな表情の宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 計算し尽くされた演技だった。「体が動き過ぎてヤバイ。ジャンプで回り過ぎてしまう」と感じた宇野は、4回転トーループから続く連続ジャンプを、3回転トーループから2回転トーループに落として成功させた。3回転のままなら、4回転の勢いが強過ぎて、うまくいかなかったかもしれない。

 「自分をよく知っていて、いい対応ができた」

 リンクの上から自分の演技を俯瞰(ふかん)できるほど冷静だった。ステップは「やりながら3だな」と思った通り、最高の4から1つ低いレベル3。点数も「悪くて100ぐらいと思っていたので、予想通りでした」という103・62点。前回ソチ五輪銀メダリストのチャンに9・19点差をつけて首位発進した。

 「アドレナリンかもしれませんが、久々に体が動きました。アドレナリンが出た状態でコントロールできるのは去年一年の成果」。自画自賛のホープのV確率は、相当高い。

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