松山 初欧州で2日連続60台 天候攻略「うまく対応できた」

[ 2017年7月8日 05:30 ]

欧州男子ゴルフツアー アイルランド・オープン第2日 ( 2017年7月7日    英ポートスチュワート ポートスチュワートGC=7118ヤード、パー72 )

アイルランド・オープン第2日 11番でティーショットを放つ松山
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 第2ラウンドが行われ9位と好位置から出た松山英樹(25=LEXUS)は6バーディー、2ボギーの68で回り通算9アンダーまでスコアを伸ばした。63位発進の谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)も7バーディー、ボギーなしの65と圧巻のバーディーラッシュを演じ、松山と同じ通算9アンダーに並んだ。

 2週後のメジャー、全英オープン前哨戦で、松山が世界ランキング2位の実力を見せつけた。6日の第1ラウンドは67で9位からの好発進。さらに7日に行われた第2ラウンドも68で回り、通算9アンダーまでスコアを押し上げた。自身初の欧州ツアーも「非常に厳しい天候だったが、うまく対応できた」と思わず笑みがこぼれた。

 第2ラウンドは前半をイーブンで折り返し、後半アウトで猛チャージ。最終9番は左ラフからピン左1メートルにピタリと寄せてバーディーを奪うなど、この日だけで6バーディー。「最後の5ホールでポンポンと(バーディーを)取れたのは良かった」。2日間合計では実に12バーディー。ようやく満足げな表情を浮かべた。

 「調子は20%ぐらい。状態としては凄く悪い」。第1ラウンドの自己評価は、いつも通り厳しかった。だが、パーオン率94・4%は全体1位。好調に見えたアイアンも「うまく合わせられたが飛んでいない。いつもより2番手ぐらい上げたりした」と話し、パットも「悪くないが自信を持って打てていない」。そんな不満だらけの状態でも底力を見せつけ、混戦の中で順位を上げた。

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2017年7月8日のニュース