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BMX新種目で五輪挑む中村輪夢 競技の課題は練習基盤の整備

父・辰司さん(左)と中村輪夢
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 9日の国際オリンピック委員会(IOC)臨時理事会の決定を受け、一夜にして東京五輪でのメダル獲得が目標に加わった新種目の選手たち。自転車BMXフリースタイルのパークで15歳以下の世界王者、中村輪夢(りむ、15)もその1人だ。「BMXは注目されることがなかった。メダルをとって名前を売りたい」と大きな目標を掲げる一方で、BMX関係者からは練習場不足や競技人口の拡大など課題を指摘する声も挙がる。

 新種目に追加された「パーク」だが、全日本フリースタイルBMX連盟の出口智嗣理事長(39)によれば、競技として大会に出場する選手は全国で50人程度だという。「潜在的には約1000人くらいはいると思う。ファッションとしてBMXを楽しんでいる人たちも含めればもっと多い」というが、サッカー、野球などに比べると圧倒的に少ないと言わざるを得ない。

 その理由の一つに練習場不足が挙げられる。公営施設はほぼなく、個人の練習場を借りることがメインだという。特にジャンプの縦回転系の技は危険が伴うため、クッションプールが必要になってくるが、公園などには当然そういった設備はない。個人が運営している練習スペースを借りるということになるため、人脈に頼った練習場所の確保という入門者にとっては難しい側面もある。

 中村も練習場所には苦心したというが、元BMXライダーでBMXショップを経営する父・辰司さん(42)の存在が大きかった。地元の京都から練習場所を求めて神戸や三重などに「出稽古」に行けたのも父親のおかげだ。時には車中泊もして練習に通ったという。「スケートボードオンリーのところもあり、BMXの練習場所は圧倒的になかった」と辰司さんは振り返る。

 ただ、中村のような選手はレアケース。新種目でのメダル獲得が期待されるホープに注目が集まるのは当然だが、その後に続く選手育成が継続的に出来るのか。東京五輪以降の五輪のことも考えると、浮かれてばかりはいられない。しっかりとした基盤整備を行う必要性があらためて浮き彫りになってくる。(河西 崇)

[ 2017年6月18日 10:45 ]

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