ウォリアーズ 競り負ける デュラントが戦列を離れてから2勝3敗

[ 2017年3月11日 16:09 ]

不審が続くウォリアーズのカリー(右)(AP)
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 リーグ全体首位のウォリアーズは敵地ミネアポリスでティンバーウルブスに102―103(前半53―62)で競り負けて52勝13敗。ケビン・デュラント(28歳)が膝の故障で戦列を離れてからは2勝3敗となった。

 不振に陥っているステファン・カリー(28歳)は26得点を挙げ、第4Qの残り19秒には逆転のシュートを決めて102―101としたが、残り12秒にアンドリュー・ウィギンス(22歳)にフリースローを2本決められて再び試合をひっくり返された。

 カリーは3点シュートをこの試合で8本放ったが成功は1本のみ。ここ5試合の成功率は28・6%にまで低下している。クレイ・トンプソン(27歳)は30得点を稼いだものの、チームの3点シュートは24本放って成功は7本。デュラントの離脱後、もっとも得意にしていた“空中戦”でもがき苦しんでいる。

 なおスティーブ・カー監督(51歳)は11日にサンアントニオで行われるスパーズ戦でカリー、トンプソン、ドレイモンド・グリーン(27歳)、アンドレ・イグダーラ(33歳)の主力4選手を休養させる方針。50勝14敗でウォリアーズを1・5差で追っているスパーズも、カワイ・レナード(25歳)が9日のサンダー戦で被った脳振とうの復帰プログラムを受けているために出場できず、リーグ全体1位と2位の“頂上決戦”はどちらも主力を欠いてのゲームとなる。

 ティンバーウルブスは連勝で27勝37敗。ウィギンスは101―100で迎えた残り30秒のフリースローは2本とも失敗したが最後は奮起。24得点中20得点を後半にマークして勝利に貢献した。カールアンソニー・タウンズ(21歳)は23得点と9リバウンド、リッキー・ルビオ(26歳)も17得点と13アシストと活躍。チームはここ8戦で6勝目を挙げた。

 バックスは地元ミルウォーキーでペイサーズに99―85(前半45―50)で勝って5連勝で31勝33敗。ヤニス・アデトクンボ(22歳)とクリス・ミドルトン(25歳)がともに21得点を挙げ、ブルズがロケッツに敗れて4連敗を喫したために、東地区全体で8位に浮上した。

 ペイサーズは33勝32敗。ポール・ジョージ(26歳)が18得点、11リバウンド、6アシストをマークしたものの敗れ、東地区全体6位ながら8位バックスとのゲーム差は1・5となった。

 ウィザーズは敵地サクラメントでキングスを延長の末に130―122(前半56―68、延長14―6)で振り切って4連勝で40勝24敗。ゲーム差なしながら勝率でセルティクスを上まわり、東地区全体で3位から2位に順位を上げた。

 試合は第3Q終了時点で15点を追う苦しい展開。しかし第4Qを34―19として追いつき、延長で引き離した。

 ブラドリー・ビール(23歳)は第4Qと延長での21得点を含む38得点をマーク。球宴に出場したジョン・ウォール(26歳)も25得点と12アシストを稼いで、苦手のロード(14勝15敗)で貴重な白星をものにした。

 キングスは5日のジャズ戦に続いて延長での敗戦。センターのウィリー・コーリースタイン(23歳)が20得点、13リバウンドをマークして踏ん張ったが、7連敗で25勝40敗となった。

 <その他の結果>

ホーネッツ(29勝36敗)121―81マジック(24勝42敗)、ホークス(36勝29敗)105―99ラプターズ(38勝27敗)、ナゲッツ(30勝35敗)119―99セルティクス(41勝25敗)、マーベリクス(28勝36敗)105―96ネッツ(11勝53敗)、ロケッツ(45勝21敗)115―94ブルズ(31勝34敗)

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