瀬令奈 攻めた!単独首位発進“ミケルソン流”で自己ベスト65

[ 2017年3月11日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ヨコハマタイヤPRGRレディース第1日 ( 2017年3月10日    高知県香南市 土佐カントリークラブ=6228ヤード、パー72 )

<女子ゴルフ プロギアレディース 初日>1番ティーショットを放つ青木瀬令奈
Photo By スポニチ

 プロ7年目の青木瀬令奈(24=三和シヤッター工業)が自身ベストスコア65で単独首位に立ち、初優勝へ好スタートを切った。メジャー5勝を挙げているフィル・ミケルソンのメンタルトレーナーの著書を読み、攻めのゴルフを貫いた。鈴木愛(22=セールスフォース)ら2人が3打差2位につけた。

 スタート前の目標だった5アンダーを2つも上回る65をマーク。自身のベストスコアも1打更新し、2位に3打差もつけ単独首位でホールアウトした青木は「後半の早い段階でバーディーを取れたので、目標を8アンダーと切り替えました。攻めるゴルフをした方がいい結果につながることが分かっていたので」と笑みを浮かべた。

 昨年から独学でメンタルトレーニングの勉強を開始。自身のプレー中の精神面や動作を分析した上で、頼ったのはフィル・ミケルソンのメンタルトレーナーであるマイケル・T・ラードン氏の著書「ゴルフ メンタルゲームに勝つ方法」だ。好プレーをしていても「ミスショットしたらどうしよう」と弱気になり、スコアにも悪影響を及ぼしていたことに気づいた。この日は6つ目のバーディーを奪った後の13番でグリーンを外したが、マイナス思考を封印。パーで耐えると、15番で2メートルを沈めスコアを伸ばした。

 「目標を立てたのが良かった。明日も意識を高く持ってやりたい」。待望の初優勝へ、強いハートで突き進む。

 ◆青木 瀬令奈(あおき・せれな)1993年(平5)2月8日、群馬県前橋市出身、24歳。7歳からゴルフを始め、08年全国高校選手権優勝。前橋商卒業後の11年にプロテスト合格。15年に賞金シードを初めて獲得。16年の賞金シード27位。1メートル53、50キロ。

続きを表示

2017年3月11日のニュース