新十両の照強　関取初白星「やっと勝った」、宇良は本領発揮３連勝

大相撲初場所３日目 （ 2017年1月10日    両国国技館 ）

　新十両の照強が希善龍に勝ち、関取になって初白星を挙げた。

　「やっと勝った。思ったより早く上手をとられたけど、先に動けば、と思っていた。動いて崩していけた」

　十両最小兵１メートル６８の照強に対し、希善龍は十両最長身の１メートル９４。しかも相手得意の左上手をとられて、苦しいかと思われた。しかし、想定の範囲内だった。

　右下手を深くとって横にくらいつき、動き回って相手の上手投げを何度もしのぎ、逆に上手投げにきたところを下手から投げて、ねじ伏せた。

　支度部屋にきた同部屋の大関・照ノ富士にも「勝ちました」と報告。前日に大関から「おまえがだらしない相撲とるから、オレも負けるんだ」と、気合を注入され、「いじられて力出すタイプだから」と力にかえた。

　宇良は東龍を下し３連勝。相手が押してきたところで、ひらりと相手の左腕にからんでの引っ掛け。この日もアクロバット相撲の本領を発揮した。