白鵬 38度目Vへ 切れっ切れ出稽古14戦全勝

[ 2017年1月6日 05:30 ]

出稽古で汗を流す横綱白鵬
Photo By 共同

 大相撲初場所(8日初日、両国国技館)で4場所ぶり38度目の優勝を目指す横綱・白鵬が5日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で出稽古を行い、大関・照ノ富士や幕内・宝富士らに14戦全勝と順調な調整ぶりを見せつけた。両力士には昨年それぞれ2敗を喫したが「調子良すぎて空回りしたの。ちょっと優しさが出たのかな」と笑顔で振り返った。

 この日は素早く組んでの寄り切りが多く、出足も良かった。「何か(調子が)いいね。年末も体を動かしたのが、切れにつながっているんじゃないか」と上機嫌だった。例年は初日の3日前で場所前の稽古を終えるが、年末年始の休みを挟んだことも踏まえて、異例の“おかわり”できょう6日も汗を流す意向だ。

 魁皇の持つ史上1位の通算1047勝にあと39勝としており、最多勝到達が今年の大きな目標。初場所に向け「とにかく優勝争いに絡む。(5月の)夏場所で1047勝を達成できるように、足固めとなる成績を挙げたい」と意気込んだ。

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2017年1月6日のニュース