鶴竜の修正力!再び単独トップに 巻き替えのタイミング完璧

[ 2016年11月25日 05:30 ]

大相撲九州場所12日目 ( 2016年11月24日    福岡国際センター )

<九州場所12日目>琴奨菊(手前)を寄り切りで下し、1敗を守った鶴竜
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 昨年秋場所以来3度目の優勝を狙う鶴竜が、前日の反省を生かして再び単独トップに立った。琴奨菊の当たりを右差しで封じるとタイミング良く左を巻き替えて万全のもろ差し。その後は「あの形になれば落ち着いて」と体を密着させて楽々と寄り切って1敗を守った。

 今場所初黒星を喫した前日の稀勢の里戦は「巻き替えのタイミングが悪かった」と敗因を挙げていただけに、きっちりと技術を修正。精神面についても、この日朝に「とにかく忘れること。昨日は昨日。しっかり集中するだけ」と話すなど完全に切り替えていた。

 2年前の九州場所も今回と同じく初日から10連勝しながら、終盤に風邪をひいて崩れ12勝3敗で優勝を逃した。「同じ失敗をするのか失敗せずにクリアしていくのか。最後まで自分の相撲を取れるかどうかだけを強く意識を持ってやりたい」と静かに闘志を燃やした。

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