別次元!高梨沙羅が圧勝「考えに技術が近づいている」

[ 2016年11月5日 14:54 ]

 ノルディックスキーのNBS杯ジャンプ大会は5日、長野県白馬村(HS98メートル、K点90メートル)で行われ、女子は高梨沙羅(クラレ)が1回目に最長不倒の99・5メートル、2回目もトップの90メートルを飛び、合計227・6点で圧勝した。伊藤有希(土屋ホーム)が2位に入った。

 男子は17歳の岩佐勇研(北海道・札幌日大高)が93・5メートル、94・5メートルの232・2点で勝った。44歳の葛西紀明(土屋ホーム)は90・5メートル、95メートルの222・4点で4位だった。

 女子の高梨は別次元の飛躍だった。試技なしのぶっつけ本番だったが、1回目は有利な向かい風をしっかり捉え、HSを1・5メートル越える大ジャンプ。「タイミングが合わなかった」と言う2回目も、ただ一人K点に達して完勝した。

 12月2日に開幕するワールドカップ(W杯)に向け、順調に調整を進めている。「だいぶ自分の考えていることと技術が近づいている」と手応えを深めている様子で、指導する父の寛也さんも「去年よりも全体的にいい」と目を細めた。

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2016年11月5日のニュース