高谷「何やってんだ」メダル遠く…「僕なら獲れると思っていた」

男子フリー74キロ級３回戦で敗れ引き揚げる高谷惣亮

リオデジャネイロ五輪・レスリング男子フリースタイル７４キロ級　３回戦

（8月19日）
　高谷は２度目の五輪もメダルには届かなかった。

「最低でもメダル争いには絡みたかった。何をやっているんだろう」。ウセルバエフ（カザフスタン）との３回戦。残り１分で４点のがぶり返しを食らい、必死で追い上げたがあと１点が遠かった。初戦敗退に終わったロンドン五輪から４年。「クワガタ」と名付けた独特のタックルを開発するなどして２年前の世界選手権で２位に入り、着実に地力を積んできた。「層の厚い中量級でメダルを獲るのはきつい。でも、僕なら獲れると思っていた」と悔しさをにじませた。