松山 64で2差2位浮上も不満「イメージしている球が出ない」

[ 2016年8月21日 05:30 ]

2位浮上の松山(AP)

米男子ゴルフツアー ウィンダム選手権第2日

(8月19日 ノースカロライナ州グリーンズボロ セッジフィールドCC=7127ヤード、パー70)
 8位で出た松山英樹(24=LEXUS)は6バーディー、ボギーなしの64と伸ばし、通算10アンダー、130で首位と2打差の2位に上がった。キムシウ(21=韓国)が通算12アンダーで単独トップ。70で回った岩田寛(35=フリー)は通算イーブンパーで予選落ちした。

 松山は前日に続きショットの感触に不満を抱えながらのプレーだった。ボギーなしで今季ベストスコアとなる64をマーク。今季2勝目を狙える2位に浮上しても「なんでこんな位置にいるのかな」と不思議がった。

 前半は惜しいパットが決まらずにパー5の5番で1つ伸ばしただけ。だが10番パー4で5メートルを沈めてバーディーとすると、さらに集中力を高めるようにふーっと大きく息をついた。12番パー3ではピンそば60センチにつけて楽々バーディー。流れをつかみ、後半だけで5つスコアを伸ばした。

 ティーショットでフェアウエーを外したのは4回、グリーンを外したのは2回だけとショットの結果は悪くないが「イメージしている球が出ない。強いて言えばいい球は1回か2回だけ」と口をとがらせる。

 ラウンド中に何度もスイングの確認をするなど悩みは深い。「このショットとパットならあまり期待はできない」と優勝争いには弱気な言葉さえ出た。とはいえ、そこはプロ。「状態が上げられるよう、頑張りたい」と夕暮れが迫る中、練習グリーンで調整を続けた。

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2016年8月21日のニュース