サンウルブズ ハメットHC、堀江&ピシ欠く布陣に「多くの選手にチャンス」

[ 2016年7月1日 11:50 ]

前日練習でプレーを確認する木津(中央)らサンウルブズの選手たち

 スーパーラグビー(SR)のサンウルブズは1日、今季ホーム最終戦となるワラタス(オーストラリア)戦(2日)のキャプテンズラン(前日練習)を試合会場の東京・秩父宮ラグビー場で行った。日本代表のスコットランド戦で左肘を痛めた主将のフッカー堀江翔太(パナソニック)、左手親指を骨折して全治6~8週間とされるSOピシを欠いた布陣となるが、マーク・ハメット・ヘッドコーチ(HC)は「確かに痛手だが、今季は多くのケガ人が出たことで多くの選手に出場のチャンスを与えられた」と前向き。日本代表のスコットランド戦と同じSH茂野(NEC)―SO田村(同)―CTB立川の並びについても「ピシがいないのでこれが現時点でのベスト。ハル(立川)は安定したプレーをしてくれているし、田村はテストマッチ3試合を通じて最も活躍した」と期待した。

 練習中には日本代表前HCのエディー・ジョーンズ氏の訪問を受け、チーム状況を説明。「彼は知識が豊富なので情報を交換した。サンウルブズはよくやっていると感心してくれた。日本を熟知するコーチにそう言ってもらえるのは光栄だ」と明かした。プレーオフ進出がかかる対戦相手のワラタスはフランカーのフーパー主将、SOフォーリー、CTBフォラウとオーストラリア代表をズラリ並べる本気の布陣。「ワイドな展開、テンポの速い試合をしたい。危険なボールキャリアーがいるので、彼らを戦術的に止めることがカギになる」と話した。

 両チームの先発メンバーは次のとおり。

 サンウルブズ=(1)三上(東芝)(2)木津(神戸製鋼)(3)垣永(サントリー)(4)レマル(サニックス)(5)小滝(東芝)(6)モリ(7)安藤(トヨタ自動車)(8)カーク(9)茂野(NEC)(10)田村(同)(11)笹倉(パナソニック)(12)立川(クボタ)(13)カーペンター(14)パエア(NTTドコモ)(15)フィルヨーン(同)

 ワラタス=(1)ライアン(2)ポロタナウ(3)ロバートソン(4)マム(5)スケルトン(6)デンプシー(7)フーパー(8)デニス(9)ルーカス(10)フォーリー(11)ナイヤラボロ(12)ホーン(13)フォラウ(14)ロビンソン(15)ケラウェイ

続きを表示

2016年7月1日のニュース