稀勢の里 安定感抜群!3年ぶり11連勝

[ 2016年5月19日 05:30 ]

<大相撲夏場所11日目>土俵上の稀勢の里(右)の横を通り過ぎる白鵬

大相撲夏場所11日目

(5月18日 両国国技館)
 安定感抜群だ。勢に右小手投げで仕掛けられても、稀勢の里の下半身は崩れない。最後は相手の小手投げがすっぽ抜けたところで送り出し。「集中してやっている」。過去11戦負けなしだった相手を退け、13連勝した13年夏場所以来となる無傷の11連勝とした。

 この日で関脇以下との対戦を終え、先場所に続いて取りこぼしはなかった。優勝36回を誇る白鵬以外で2場所連続取りこぼしのなかったのは、12年名古屋、秋場所の大関・日馬富士以来。土俵下で取組を見た友綱審判長(元関脇・魁輝)は「落ち着きがある。これまではおっつけ、突きもあったが、大半は左四つで取れている」と自分の形に持ち込めていることを強さの要因に挙げた。

 12日目は大関・照ノ富士戦で、13日目からは横綱3連戦とモンゴル出身4力士が立ちはだかる。稀勢の里の綱獲りは佳境を迎える。

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2016年5月19日のニュース