19歳新十両・佐藤 無傷の8連勝で勝ち越し「あしたから伸び伸びいける」

[ 2016年5月15日 15:52 ]

天風を叩き込みで破る佐藤(左)

 大相撲夏場所8日目は15日、両国国技館で行われ、19歳の新十両・佐藤(貴乃花部屋)が初日から負けなしの8連勝で勝ち越しを決めた。15日制となった1949年夏場所以降、新十両のストレート給金は昨年名古屋場所の御嶽海以来で史上6人目。佐藤は幕下で全勝優勝を飾った春場所から15連勝となった。

 十両最重量203キロの天風(尾車部屋)戦は、頭から当たっていったんは右上手を取ったが、自ら離して距離を取った。相手のはたきは微動だにせず、逆にタイミングのいいはたき込みで仕留めた。「緊張は感じていない。勝ち越したので、あしたから伸び伸びいける」と節目の勝利を喜んだ。

 トップを併走している千代の国(九重部屋)も富士東(玉ノ井部屋)を破って勝ち越し。新十両・宇良(木瀬部屋)は幕下の白鷹山(高田川部屋)を破り、5連勝で6勝2敗とした。

続きを表示

2016年5月15日のニュース