JOC2億円超振込先 所在地は公営住宅一室

[ 2016年5月15日 05:30 ]

東京五輪招致を巡る資金が振り込まれたとされる口座の名義企業の所在地となっている公営住宅の一室

 東京五輪招致を巡り、計280万シンガポールドル(約2億2200万円)もの資金が振り込まれたとされるシンガポールのコンサルタント企業の所在地は、シンガポール郊外の公営住宅の一室に置かれ、同社代表の住居であるとみられることが14日までに分かった。

 企業名を示す看板などはなく、同社が実体のあるものだったかどうかは不明。英紙ガーディアンによると、資金が振り込まれた銀行口座の名義はコンサルタント企業「ブラックタイディングス」。所在地を訪ねると公営住宅だった。シンガポール首相直属の汚職捜査局は、巨額振り込み疑惑の端緒をつかみ捜査を進めてきたフランス検察当局に協力し、詳細を調べている。

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2016年5月15日のニュース