サンウルブズ金星スルリ 優勝候補にドロー…山田はトップ8T目

[ 2016年5月15日 05:30 ]

ストーマーズ戦でタックルをかわすサンウルブズの山田

スーパーラグビー サンウルブズ17―17ストーマーズ

(5月14日 シンガポール)
 第12節が行われ、サンウルブズは準本拠地のシンガポールでストーマーズに17―17で惜しくも引き分け、2勝目を逃した。WTB山田章仁(30=パナソニック)が試合終了時でリーグトップとなる通算8トライ目を挙げてリードしたが、終了間際に南アフリカ・グループ首位の相手に追い付かれた。また、レッズのFB五郎丸歩(30=ヤマハ発動機)は今季2度目の先発でフル出場を果たし、スーパーラグビー(SR)自己最多の9得点をマーク。試合は14―29で敗れた。

 優勝候補の意地に屈した。7点リードの残り2分。相手陣内でアタックを続けたサンウルブズだが、相手の防戦に前進できない。逆に密集でボールを奪われるとカウンター攻撃を仕掛けられてトライを奪われた。ゴールも決められ同点。ゲーム主将のCTB立川は「悔しい。ただ上位チームにここまで戦えたことは自信になる」と悔しさの中に収穫も見いだした。

 山田は3―3の前半11分、FBフィルヨーンのゴロキックを追い掛けてマイボール確保。デュルタロがゴール直前まで運ぶと、ラックから強引に押し込み一時勝ち越しのトライを挙げた。この時点でトライ数はリーグ単独トップ。「(トライ数は)意識しないが、サンウルブズの選手としてランクに入るのはうれしい」。リオ五輪に出場する7人制代表合流のため山田に残された試合は2。セーフティーリードを広げてトライ王の吉報を待つ。

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2016年5月15日のニュース