日本優勝も「不安」 本間委員長「完遂度が落ちている」

[ 2016年5月2日 05:30 ]

息のあった演技を披露する三井(左)と乾

 シンクロナイズドスイミングの日本選手権を兼ねたジャパンオープン最終日が東京辰巳国際水泳場で行われ、チーム・フリールーティン(FR)決勝で日本は93・2667点をマークし、テクニカルルーティン(TR)との合計で優勝。デュエットFR決勝は日本の乾、三井組が92・5000点を出して、TRとの合計で制した。

 五輪前最後の実戦となった今大会。本間シンクロ委員長は「今回見たのでは(五輪は)かなり不安」と表情を曇らせた。宿敵ウクライナに敗れた3月の世界最終予選からチームFRは内容を一新。泳ぎ込めていない中で今大会を迎え「(3月から)完遂度が落ちている」と指摘した。一方で五輪8大会で12個のメダルを手にした井村ヘッドコーチ(HC)の手腕に期待。「ちゃんと計算できていると思う」と信頼を寄せた。課題も見えた中、井村HCは五輪でのメダル獲得へ「完成図だけは見えている。そこにはめていった時、十分に戦える」と前を向いた。

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2016年5月2日のニュース