稀勢初Vに北の富士氏太鼓判 課題は「取りこぼしをしない」

[ 2016年5月2日 05:30 ]

琴奨菊(手前)を投げる稀勢の里

 大相撲夏場所(8日初日、両国国技館)で悲願の初優勝を狙う大関・稀勢の里(29)が1日、解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)から太鼓判を押された。

 東京都江東区の尾車部屋で行われた二所ノ関一門連合稽古の2日目。幕内・嘉風と6番取って全勝した後、前日に続き琴奨菊と三番稽古を敢行して6勝4敗と勝ち越した。稽古を見学した北の富士氏は「稀勢の里は力はある。いつ(優勝)してもおかしくない」と述べた上で「取りこぼしをしないこと」「白鵬戦で勝つこと」の2点を課題に挙げた。

 7月の名古屋場所前には30歳の誕生日を迎える稀勢の里。20代最後の場所に向けて大関本人も「いい思い出をつくりたい」と意気込むとともに「元々、晩成の家系だからここからだと思う。自分の父親も年を取ってから元気になった」と30代を自身の全盛期にすることを誓った。

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