香生子 スペイン高地合宿で立て直しへ「覚悟持って臨みたい」

[ 2016年4月14日 20:20 ]

公開練習で、笑顔を見せる渡部香生子

 リオデジャネイロ五輪でメダルが期待される競泳女子の渡部香生子(JSS立石)が14日、東京都内での五輪代表合宿で取材に応じ、当初予定していなかった4~5月にスペインで高地合宿を行うと明かした。不振脱却が狙いで「きついと思うが、覚悟を持って臨みたい」と決意を口にした。

 大会前の6~7月と合わせ、本番までの約4カ月間に2度、酸素の少ない高地で泳ぎ込む。渡部はこの日の公開練習ではリラックスした様子で調整した。

 10日までの日本選手権で、既に代表権を得ていた200メートル平泳ぎに加え、100メートル平泳ぎの五輪切符を手にしたが、200メートル個人メドレーは落選。冬場に思うように練習を積めなかった影響で持久力が不足しており「残り少ない時間を無駄にしないよう、しっかり頑張りたい」と語った。竹村吉昭コーチは「カンフル剤として、持久系の刺激を入れたい」と厳しいメニューで追い込む考えを示した。

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2016年4月14日のニュース