ウォリアーズ シーズン最多73勝、最終戦で20年ぶりブルズ超え

[ 2016年4月14日 17:51 ]

シーズン73勝目を挙げたウォリアーズのカリーは満面笑み(AP)

 NBAのウォリアーズは13日、地元オークランド(カリフォルニア州)のオラクル・アリーナで今季最終戦を行い、グリズリーズを125―104(前半70―50)で下して73勝(9敗)で全日程を終了。95~96年シーズンにブルズが樹立した最多勝利記録(72勝)を20年ぶりに更新した。現役時代にブルズでその72勝を経験しているスティーブ・カー監督(50)は「選手にはこんなことはこの先100万年は起こらないと言ってあげた。これはジョー・ディマジオの記録(大リーグで41年に56試合連続安打を達成)と同じで永久不滅だ」と笑顔。そのあと「でも20年前も同じことを言ったなあ」と“オチ”も忘れなかった。

 3点シュートを19本中10本決めて46得点をたたき出したスティーブ・カリー(28)はダブルで大記録を樹立。長距離砲の成功本数は今季402となり、自身が昨季に記録したNBA記録(286)をはるかに超えて前人未踏の400本の大台に乗せた。初の得点王(30・1)のタイトルも獲得。ガードでFG成功率50%以上をクリア(カリーは50・4%)した上で平均30得点以上をマークしたのは、91~92年のジョーダン以来で、そのジョーダンは「ウォリアーズを祝福したい。記録は破られるためにある。プレーオフでどのような戦いを見せるのかが楽しみだ」というコメントを発表した。

 チームメートのクレイ・トンプソン(26)も最終戦での4本の3点シュートを決めて歴代3位となる276本を成功。“スプラッシュ・ブラザーズ”の2人だけでリーグ全体17位のサンダー(678本)と同じになった。チーム全体の成功本数は史上初めて“4ケタ”に達して1081。あとはファイナル連覇を目指す戦いをこれからどのように進めていくのかが注目されるところだ。

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