美誠「やるしかない」愛、佳純らと中国との決勝に最終調整

[ 2016年3月5日 20:27 ]

決勝に向け調整する伊藤美誠

 卓球の世界選手権団体戦で2大会連続の決勝進出を決めた日本女子は5日、石川佳純(全農)福原愛(ANA)伊藤美誠(スターツ)が6日の中国との決勝に備え、練習会場で最終調整した。石川は「対戦相手を意識し、まとめのような感じで練習できた」と冷静に話した。

 この日は若宮三紗子(日本生命)浜本由惟(エリートアカデミー)の2人が体調不良で練習を休み、決勝も石川、福原、伊藤の布陣で臨む公算が大きくなった。準決勝の北朝鮮でカット型の選手と2試合戦った15歳の伊藤は「筋肉痛がすごい」と言いながらも、「ここまできたら思い切りやるしかない。逆に楽しみ」と笑顔だった。

 日本の女子は2012年ロンドン五輪以降、14年世界選手権団体戦東京大会、14年仁川アジア大会といずれも中国に屈し、銀メダル。村上恭和監督は前回の世界選手権に比べ「前回は決勝にやっと切り抜けた感じでいったが、今回は余裕があった」とチーム力の向上を実感している。主将の福原は「第1試合の1球目から勝負したい」と気合十分だった。(共同)

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