錦織「全体的にいいプレー」も第3セットで「集中力欠けた」と反省

[ 2016年3月5日 03:31 ]

エバンズを下し、ガッツポーズをする錦織(AP)

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)1回戦、日本―英国が4日、英国のバーミンガムで開幕し、シングルス第2試合で世界ランキング6位の錦織圭(日清食品)が同157位のダニエル・エバンズを6―3、7―5、7―6のストレートで下し、日本の成績は1勝1敗のタイとなった。

 錦織は「最初は緊張したけれど、全体的にいいプレーができた」と語ったものの、タイブレークまで持ち込まれた第3セットは「アップダウンがあって、集中力が欠けてしまった。そこでエバンズがいいプレーをして流れをあっちに行かせてしまったのはよくなかった」と反省した。

 エバンズとはは2013年の全米オープンの1回戦で対戦し、不覚を取った相手、しかもこの日は完全アウエーの中だったが「声はあまり気にならなかった」と、集中力は途切れず。ストレート勝ちに「3セットで終わってよかった」と笑顔を見せた。

 これで錦織のデ杯の成績はシングルスが17勝2敗、ダブルスで2勝0敗と高勝率となっている。「いつも楽しんでプレーしている。チームからのサポートもいい」とその要因を分析した。

 この後、5日にはダブルス1試合が行われ、最終日の6日にはシングルスの対戦相手が入れ替わって2試合が行われる。錦織は、英国のエース、アンディ・マリーと対戦するが、「これから戻って、自分がダブルスに出るか出ないのか相談して、(最終日の)日曜日に向けて気を引き締めたい」と力強く語っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年3月5日のニュース