青学大・原監督 五輪マラソン選考で持論「中長期的視点の評価を」

[ 2016年3月5日 18:43 ]

優勝記念セレモニーであいさつする青学大の原晋監督

 1月の東京箱根間大学往復駅伝で2連覇した青学大の原晋監督は5日、東京都内で開かれた優勝記念セレモニーで、リオデジャネイロ五輪男子マラソン代表最終選考会のびわ湖毎日(6日)の成績が低調だった場合、「東京五輪と絡めて中長期的視点で評価、選考をするべきではないか」と持論を述べた。

 青学大では2月の東京マラソンで2年の下田裕太、3年の一色恭志が日本勢2、3位となって選考対象に残っている。日本勢最高だった28歳の高宮祐樹(ヤクルト)は2時間10分57秒にとどまり、現状では2時間8分56秒で福岡国際日本勢トップの佐々木悟(旭化成)が最有力とみられる。

 最大3人を選ぶ日本陸連の選考基準には将来性を加味する条項はなく、酒井勝充強化副委員長は選考会の結果だけが選考材料になるとの認識を示している。原監督は「柔軟に見直す発想があっていい。それは東京があるから」と強調した。

 青学大が新たに視覚障害者マラソンの伴走者の普及・育成に協力していくことも発表された。

続きを表示

2016年3月5日のニュース