絵理香救った!女子が連覇 絶妙バーディー最終9番大逆転

[ 2015年12月14日 05:30 ]

優勝した(前列左から)菊地、イ・ボミ、テレサ・ルー(後列左から)小林LPGA会長、大山、渡辺、上田のLPGAチームは喜ぶ

日立3ツアーズ選手権

(12月13日 千葉県成田市 グリッサンドゴルフクラブ=男子3571ヤード、シニア3425ヤード、女子3134ヤード)
 国内ツアー3団体の賞金ランク上位者による対抗戦は日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が合計10点で2年連続4度目の優勝を飾り、初出場の菊地絵理香(27=オンワードホールディングス)がMVPを獲得した。男子の日本ゴルフツアー機構(JGTO)が9・5点で2位、シニアの日本プロゴルフ協会(PGA)が7・5点で3位だった。

 男子に1打のリードを許して迎えた第2ステージの最終9番。菊地が放った6メートルのバーディーパットはフックを描いてカップに吸い込まれた。ガッツポーズでペアを組んだ渡辺と抱き合い、女子を連覇に導く3ポイントを獲得。さらにはMVPにも選ばれ「自分が獲れるなんて思っていなかった。最高のご褒美をもらった」と大喜びだった。

 今季は4月のKKT杯バンテリン・レディースでプロ8年目にして悲願の初優勝を飾った。オフは100ヤード以内のショットを徹底的に磨く意向で「申ジエは飛距離が私と同じくらいだけど、あれだけ勝てるのは100ヤード以内がうまいから。その精度を高めたい」。来季の目標の2勝目とメジャー優勝に向け、ゴルフ界のエリカ様はノンストップで進み続ける。

 ▽競技方式 各ツアー代表6選手による団体戦。前後半の2ステージの合計ポイントで順位を決定する。前半が各ペアがそれぞれのボールでプレーし、良い方のスコアを採用するベストボール方式のダブルス、後半は各ペアが1つのボールを交互に打つオルタネート方式のダブルス。前半は1位=2点、2位=1点、3位=0点、後半は1位=3点、2位=2点、3位=1点。今回、前半で上位2チームが並んだケースは1位=1.5点、3位=0点となった。ティーグラウンドの位置は団体ごとに異なる。

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2015年12月14日のニュース