錦織、2度目のファイナルは黒星スタート 王者ジョコビッチに完敗

[ 2015年11月16日 00:23 ]

ノバク・ジョコビッチにポイントを奪われ、顔をしかめる錦織圭

 男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナルが15日、英国ロンドンのO2アリーナで開幕した。シングルス世界ランキング8位で2年連続出場の錦織圭(25=日清食品)は1次リーグA組の初戦で同1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)と対戦。1―6、1―6のストレートで敗れ、黒星スタートとなった。

 第1セット、錦織はファーストサーブの確率が44%と悪く苦戦。第2ゲームでいきなりブレークを許すと、第6ゲームもキープできず、逆にほとんどミスをしないジョコビッチにはサービスゲームをすべてキープされて、このセットを失った。

 続く第2セットも第1ゲームでいきなりブレークを許す苦しい立ち上がり。その後は徐々に錦織らしさを取り戻しつつあったが、第5ゲームでブレークを許すと、第7ゲームもミスからキープできず、王者の前にわずか1時間5分で終戦となった。

 初出場だった昨年は初戦でアンディ・マリー(28=英国)を破り、勢いに乗って準決勝に進出したが、今年は4連覇を狙うジョコビッチになす術もなく完敗。これでジョコビッチとの対戦は2勝5敗となった。ジョコビッチはこの大会での連勝を15に伸ばした。

 大会には年間成績上位8選手が出場。1次リーグは2組に分かれての総当たりで争われ、各組上位2人が準決勝に進出する。錦織は世界3位のロジャー・フェデラー(34=スイス)、同6位のトマーシュ・ベルディハ(30=チェコ)と対戦する。

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