立行司伊之助、3日間の出場停止 2場所連続3度差し違え

[ 2015年11月14日 21:30 ]

 大相撲九州場所7日目の14日、立行司の第40代式守伊之助(55)=本名野内五雄、大阪府出身、宮城野部屋=が結び前の隠岐の海―白鵬で軍配差し違えをした。先場所10日目、今場所3日目と合わせ2場所連続3度目で、8日目から3日間の出場停止処分となった。打ち出し後に日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が口頭で伝えた。

 伊之助の出場停止は、1999年九州場所千秋楽の千代大海―出島で通算9度目の差し違えをして、2000年初場所初日から3日間の処分を受けた第29代以来。

 式守伊之助は「足ではなく体勢を見た。僕の見間違い。申し訳なく思うし、不徳の致すところだ」と反省。土俵下の藤島審判長(元大関武双山)は「行司さんは一瞬で判断する立場だから大変でしょう」と気遣った。最高位の木村庄之助は空位のため、当面の代役は8日目に調整する。

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2015年11月14日のニュース