東芝WTBクラスカ、友人がテロ巻き添え 昨季までフランスでプレー

[ 2015年11月14日 20:20 ]

トップリーグ第1節第2日 東芝47―3クボタ

(11月14日 秩父宮)
 ラグビーのトップリーグ、東芝に今季加入したフランス出身のWTBニコラス・クラスカ選手(26)は14日、昨季までプレーしていたフランスで対戦したことのある友人がパリの同時多発テロに巻き込まれたことを明らかにした。試合後、取材に応じた同選手によると、パリ10区のレストランで銃弾が肺に当たり、手術を受けたという。

 クラスカ選手は父がフランス人、母がタイ人でタイ国籍を持つ。将来は日本代表になることを目指して来日。この日はチームの初戦に先発出場し、1トライをマークして勝利に貢献した。同選手は「特別な思いがあった。勝利を犠牲者の家族にささげたい」と神妙に語った。

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2015年11月14日のニュース