18歳阿部 3位でリオ五輪絶望的 柔道講道館杯第1日

[ 2015年11月7日 19:20 ]

 来年のリオデジャネイロ五輪代表第1次選考会となる柔道の講道館杯全日本体重別選手権第1日は7日、千葉ポートアリーナで男女計7階級が行われ、男子66キロ級で2連覇を狙った18歳の阿部一二三(兵庫・神港学園高)は3位に終わり、リオ五輪代表は絶望的となった。竪山将(鹿屋体大)が初優勝した。

 阿部は準々決勝で丸山城志郎(天理大)に惜敗。敗者復活戦と3位決定戦を制したが、五輪代表選考で重要な12月のグランドスラム(GS)東京大会出場権を逃した。

 女子は78キロ超級で19歳の朝比奈沙羅(東海大)が3連覇。78キロ級は浜田尚里(自衛隊)が4試合全て一本勝ちで初制覇し、70キロ級は大野陽子(コマツ)が3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 男子は60キロ級の山本浩史(ALSOK)が2年連続3度目の制覇。73キロ級は橋本壮市(パーク24)、81キロ級は海老泰博(旭化成)が初優勝した。

 8月の世界選手権個人、10月のGSパリ大会代表は出場が免除された。

 ▼井上康生・日本男子監督の話 阿部は第2次選考のGS東京大会に出られないのが現状だから(五輪代表は)厳しくなった。ただ1パーセントでも可能性がある限り挑戦してほしいし、2020年に向けてどう大成するかが非常に重要だ。

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2015年11月7日のニュース